幸せを引き寄せる毎日の魔法 「幸せの4つの力」とは?
☆彡幸せを引き寄せる毎日の魔法
「幸福学」の研究と実践をもとに幸せに近づく考え方とコツをご紹介します。
最新の学問に幸福学とポジティブ心理学というものがあります。
科学的に幸せの条件を明らかにしたり、幸せには何が影響するか、幸せになるにはどうすればいいかといった問いを追及する学問です。
幸福学によると幸せな人は不幸な人より7-10年長い気であること、創造性が3倍高いこと心の病気になりにくいなどが分かっているようです。
健康に気を付けていれば健康になれるように幸せに気を付けていれば誰でも幸せになることができるのです。
では誰もが知っておくべき幸福学の基本として、長続きする幸せと長続きしない幸せがあるということが知られています。
長続きしない幸せはお金、物、地位など他人と比べられる財を得たことによる幸せで、長続きするのは良好な環境、健康、そして、良好な心の状態による幸せです。
更に、「良好な心の状態による幸せ」を分析した結果4つの要因があることが明らかになりました。
それが「幸せの4つの力」です。
☆彡幸せの4つの力とは
①「やってみよう」力
➁「ありがとう」力
➂「なんとかなる」力
➃ありのままに」力
①「やってみよう」力について
夢や目標を持っている人、強みのある人、努力して成長している人は幸福度が高いと言われています。
何かをやってみようと思う力です。
逆にやる気が出ない、やらされ感で仕事や勉強をしている人は幸福度が低めです。
どんな小さな趣味や目標でもいいので何かワクワクすることを見つけることが重要です。
➁「ありがとう」力について
人や物事に感謝する人、親切で思いやりのある人、ユーモアのある人、多様な友人ががいる人は幸福度が高いといわれています。
今日一日あったことへの感謝を習慣化するだけで幸福度が高まります。
それから、一日一善、よいことをすると幸せになります。
ぜひ小さなことから始めてみませんか。
➂「なんとかなる」力について
前向きで楽観的な人は幸せです。
又この力には「自己受容」が関連しています。「自己受容」が出来ている人とは自分のいいところも悪いところも含めて好きな人のこと。
欠点を気にしてくよくよしている人は幸福度が低めです。
まあ、どんなことでもなんとかなる!と気楽に構え、リラックスし、胸を張って活き活きと過ごしましょう。
※格言
欠点も個性である。
明日は明日の風が吹く。"Tomorrow is another day."
「風と共に去りぬ」の最後のシーンでスカーレット・オハラが言うセリフです。
あのシーンでスカーレットは、「そうよ、タラに帰りましょう。帰ってから、レットを取り戻す方法を考えましょう。」と言い After all, tomorrow is another day. で幕を閉じます。
➃「ありのままに」力について
人目を気にしすぎず、自分らしさをわかっている人は幸福度が高めです。
一方、他人と比べて優越感に浸ったり、羨ましがったりを繰り返している人は低めです。
人は人、自分は自分。個性を生かして、自分らしく生きている時が、人は一番幸せなのです。
皆さんの個性が解き放たれ、ノビノビと過ごされることを願っています。
わたし、祈ってます♪~
以上は 「PHPスペシャル」'18/2月号 前野マドカ著より一部抜粋&加筆
★前野マドカプロフィール
前野マドカ(まえの まどか)
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属システムデザイン・マネジメント研究所研究員。EVOL株式会社代表取締役CEO。
日本ポジティブ心理学協会会員。丸紅エネルギー、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)を経て現職。幸せを広めるワークショップ、コンサルティング、コーチング、研修活動及びフレームワーク研究・事業展開を行なっている。
夫は慶應義塾大学教授の前野隆司。義母、夫、大学生の息子、高校生の娘と5人暮らし。「幸せな姑と嫁の関係」「幸せな夫婦」「幸せな家族」「幸せな仕事と家庭の両立」を実践しながら研究中。
著書に「月曜日が楽しくなる幸せスイッチ」(監修:前野隆司、VOICE)がある。